Mayaの環境を好きなところにする方法!!

職場、学校、自宅と、複数の場所でMayaの作業する人にとって、マーキングメニューの設定、シェルフ、Preferencesの設定がバラバラで

非常にメンドイ!!
٩(๑`^´๑)۶

このマーキングメニューの設定などは、マイドキュメントの中にある「maya」に保存されています。自分で追加するMELやPythonもこの中にコピーしているかと思います!

実は、「マイドキュメントの中にあるmaya」は「好きな場所に変更することができる」ので、Dropboxと同期しやい場所や、学校や職場で使いやすいUSBメモリーに変更する方法をご紹介したいと思います!(`・ω・´)ゞ

バッチファイルの用意

今回は持ち運びに使っている外付けHDDの中に、バッチファイルを用意したいと思います。右クリックメニューから「新規作成→テキストドキュメント」を選びます。

次にファイル名を、「maya2016.bat」に変更します。

拡張子が表示されていない場合は、表示してください。
バッチファイルは、Mayaのバージョンごとに用意する必要があります。他のバージョンの場合は、適当なファイル名に変更してください。

バッチファイルの編集

バッチファイルの用意ができたら、右クリックメニューから「編集」を選びます。

Notepad++」をインストールしている場合は、「Edit with Notepad++」を選ぶといいと思います!

バッチファイルには、以下のコードを記述します。各コードの意味はコメントに記しました(`・ω・´)ゞ

Maya2016用

:: Mayaを英語で起動するように設定
set MAYA_UI_LANGUAGE=en_US

:: バッチファイルと同じ場所に、環境設定を読み込み・保存するように設定
set MAYA_APP_DIR=%~dp0maya

:: Mayaの実行
"C:\Program Files\Autodesk\Maya2016\bin\maya.exe"

Maya2016.5用

:: Mayaを英語で起動するように設定
set MAYA_UI_LANGUAGE=en_US

:: バッチファイルと同じ場所に、環境設定を読み込み・保存するように設定
set MAYA_APP_DIR=%~dp0maya

:: Mayaの実行
"C:\Program Files\Autodesk\Maya2016.5\bin\maya.exe"

Maya2017用

:: Mayaを英語で起動するように設定
set MAYA_UI_LANGUAGE=en_US

:: バッチファイルと同じ場所に、環境設定を読み込み・保存するように設定
set MAYA_APP_DIR=%~dp0maya

:: Mayaの実行
"C:\Program Files\Autodesk\Maya2017\bin\maya.exe"

起動確認

作成したバッチファイルからMayaを起動すると、バッチファイルと同じディレクトリに「maya」というフォルダが作成されます。新しく環境設定が作られたので、インストールしたてのようなMayaが起動します。

自宅でも、学校でも、職場でも、このバッチから起動するようにすれば、外付けHDDからMayaの設定データが読み込まれたり、保存されたりするようになります!(`・ω・´)ゞ

マイドキュメントから設定をコピーしたい場合

まっさらなMayaに戻ってしまうので、今までの設定をコピーしたい場合もあると思います。こういう場合は、マイドキュメントにある「maya」を、バッチファイルを保存した場所に上書きコピーすればOKです!(`・ω・´)ゞ

MELやPythonを追加したくなったら

今回作成したバッチからMayaを起動すると、「マイドキュメントにあるmaya」は読み込まれません。必ず「バッチファイルと同じ場所に作成されたmaya」の方にコピーするようにしてください!(`・ω・´)ゞ