後からカメラののりしろを作る方法!!

画ブレなどをAEで追加しよーっと思ったら、ノリシロが足りなくてバレがでてきちゃった!なんてことございませんか!?

こんな時、見た目を変えずノリシロを増やしたくなると思います。

Render Settings」で解像度を上げればいいんだ!っと思っても、絵も一緒に大きくなってしまうので、ノリシロが増えたわけではないんですよね(;´∀`) (わかりやすいように画面の隅にSphereを2つ用意しました。)

ここでカメラを動かして、無理やりノリシロを作ってしまっては、絵が変わってしまうので、いい感じだったレイアウトが崩壊したり、カメラにアニメーションがる場合は付け直しになってしまいます・・・(´・ω・`)

カメラの「Pre Scale」「Post Scale

そこで登場するのが、カメラの「Pre Scale」「Post Scale」です!!これは、人工的な 2D カメラズームができるアトリビュートで、フィルム ロールの計算の前にスケールするか、後にスケールすることができます。

今回の例は、フルHDで設定したカメラの解像度を1.5倍にしたので、「2880×1620」の解像度になります。この「2880×1620」の中に、今までと変わらないフルHDの画像をPhotoshopでやるとこんな見た目になります。

これをMayaでやろうとすると、こういう考え方になります。

計算方法

カメラの「Pre Scale」「Post Scale」を見てみると、どちらにも「1.0」と設定されています。現状を1として考えて、1.5倍縮小したいっということは、、、、「1 ÷ 1.5 = 0.6666666666666667」っとなりますね(*´ω`*)

この「0.6666666666666667」を「Pre Scale」か「Post Scale」に設定すると、以下のようになります!画面の隅にあったSphereが、ちゃんと見えるようになりましたね(`・ω・´)ゞ

これでもう一度AEに戻ってみると、、、

冒頭にあったバレが、見た目を変えることなく消すことができました!