バッチレンダリングの仕方

1枚の絵をレンダリングするには、「Render View」で行えばOKですがアニメーションをレンダリングするには、「バッチレンダリング」が必要になります。Mayaでバッチレンダリングを行うには、2種類のやり方があります!

1.Mayaからバッチレンダリング

一番のメリットは、難しい事をしなくてもいいことです。しかし、複数のシーンを順番にレンダリングできません。(^_^;)
複数のカットをまとめて実行したい場合は、バッチファイルを使いましょう!

2.バッチファイルから、バッチレンダリング

バッチレンダリングをするには、「renderコマンド」を使用します。パスを指定する事で、指定したMayaのバージョンでレンダリングされ思わぬトラブルを回避することが出来ます。

また、バッチファイルの名前は「render.bat」としてはいけません。MayaのRenderコマンドが実行されずうまくレンダリングできなくなってしまいます。。。

基本的な書式

“C:\Program Files\Autodesk\バージョン\bin\Render” オプション ファイル名

では、「Maya2014」で「c:\projectX\scenes\cut001.mb」をレンダリングする例を書いてみます。

“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” “c:\projectX\scenes\cut001.mb”

上記の内容を、メモ帳などに記入して「適当な名前.bat」で保存してください。
保存が終わったら、バッチファイルをダブルクリックすると、以下のようにウインドウがでてきてレンダリングが始まります。

バッチファイルを実行した例

バッチファイルを実行した例

次に、「cut001.mb」のレンダリングが終わったら「cut002.mb」・・・・っと順番にレンダリングをしてほしい!なんてこともあると思います。夜寝ている間に沢山のシーンファイルをレンダリングできますね(*´∀`)

そういう時は、以下のように行をわけて書いて行きます。

“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” “c:\projectX\scenes\cut001.mb”
“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” “c:\projectX\scenes\cut002.mb”
“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” “c:\projectX\scenes\cut003.mb”
“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” “c:\projectX\scenes\cut004.mb”

プロジェクトの構造が、デフォルトのままのシンプルなケースならこれでレンダリングができます。これでOKって人もいるでしょうが・・・いろいろと、あーしたいこーしたいって出るものです。

 

例えば、レンダリングした画像の出力先を、「c:\renderImage」にしたい!って場合は
-rd」フラグを使用します。このフラグを使用して、オプションを指定していきます。

“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” -rd “c:\renderImage” “c:\projectX\scenes\cut001.mb”

オプションを追加すれば、シーンの設定を変えずに設定を変えてレンダリングできます!ただし、オプションとか色々指定して、なんだか見づらいな!改行しちゃえ!なんてやるとエラーしてしまいます。シーン毎にコマンドは、1行で書いてください(^_^;)

どんなオプションがあるかは「-help」を使用し調べる事ができます。その際、レンダラーも指定する必要があります。

MayaHardwarerレンダリングで、使用できるオプション一覧

“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” -r hw -help
pause

MayaSoftwarerレンダリングで、使用できるオプション一覧

“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” -r sw -help
pause

Menatlrayレンダリングで、使用できるオプション一覧

“C:\Program Files\Autodesk\maya2014\bin\Render” -r mr -help
pause

わざわざコマンドで調べなくても、検索すれば色々と出てくると思います!(゚∀゚)